アルコール依存患者の体験談

①アルコール依存体験談 度重なる職場の出勤停止が原因で妻子に家出されました

もともと営業の仕事をしていたため、お酒を飲むのは仕事の一環でした。夜になって取引先の方とお酒を飲むと商談などもスムーズに進みますからね、当時はお酒を飲むのが当たり前でした。

ところが、お付き合いのない日も自宅にいるとお酒が飲みたくなるんです。晩酌は当たり前、休日は夜遅くまで飲むようになり、昼間はずっと眠っているようなだらしない生活を送っていました。

子供が2人いましたが、休日に遊園地やデパートに連れていってあげるような父親らしい事はできなかったのが今も悔やまれます。

そのうち夜に飲んだお酒が抜けなくなり、会社に行っても「酒臭い奴は出社するな」と注意され、最後は出勤停止になりました。決して朝から酒を飲んでいたわけではないのですが、飲酒が常習化していたのでお酒臭くなっていたのです。

自宅に居ても結局お酒を飲む生活で、酔っぱらって妻子を怒鳴ったり手を上げる事もありました。結局妻は子供を連れて実家に。

一人自宅に残された後に、大事なものを失ってしまったと激しく後悔しました…。

② 飲酒運転で事故を起こしたにもかかわらず、やめられませんでした

若い頃からお酒を飲むのが好きで、社会人になっても飲酒の癖は抜けませんでした。「会社や家族には迷惑を掛けるような飲み方はしていない」と、自分ではお酒をコントロールできていたような気になっていたのです。

お酒を飲んで車を運転しても、特に問題もなく生活できていました。(昔は今のように飲酒運転をしてもあまり強く言われなかったんです)

ところがある日、会社の車を運転中に事故を起こしました。その日はお酒を飲んでから出勤していたんです。幸い民家の塀にぶつかり、歩行者や他の車を巻き込むような事はなかったのですが、当然会社からはかなり怒られました。

「クビになるかも」とビクビクしていましたが、人手不足だったこともありなんとか会社には残れました。事故を起こした時、会社の仕事で移動中だったのも考慮してくれたようです。

その事故で心を入れ替え断酒すれば良かったのですが、それができず2度目の事故。

さすがに会社の上司も呆れ顔で、会社はクビになり…。妻に促され病院で入院治療をする事になりました

まさか自分が入院するレベルのアル中だとは思っておらず、全く自覚がなかったのでものすごいショックでした。ですが、入院治療や断酒会への参加で、結果的に依存症から少しずつ脱却できました。

③ 酒にのめりこみ何もかもを失いました

私がお酒にはまったきっかけは失恋です。当時はまだ大学生でしたが、失恋はかなりの心理的ショックでした。ずっと付き合っていた彼女から突然「他に好きな人ができたの。別れましょう」と言われ、まるで雷に打たれたような激しいショックを感じました。

失恋のショックを忘れるために手を出したのが、お酒です。失恋のショックを紛らわせるためにお酒を買ってきて、一人で部屋で飲むようになりました。もちろん友達を呼んで賑やかに酒盛りすることもありましたが、どれだけお酒を飲んでも失恋の痛手はしばらく消えませんでしたね。

失恋を忘れても、結局お酒を飲むという習慣は治りませんでした。むしゃくしゃするとやけ酒を飲んで寝る。

そうすると次の日はすっきりした気分になっていたので、社会人になってもお酒は手放せなかったんです。会社に千鳥足で出社した事もありましたし、酔いが残った状態で出社するわけですからまともな仕事にはなりません。

結局リストラされてしまったのですが、当時は「俺は酔ってない!ちゃんと仕事はできる」と思い込んでいて、会社に反発していたんです。

また新しくできた彼女も俺が昼間っからお酒を飲んでいる姿を見て、結局遠ざかってしまいました。職も彼女も失い、自暴自棄になって駅のホームから身を投げて自殺しようとした事もありましたが、運よく駅員が助けてくれたんです。

駅の事務所で事情を話したら、「それはアルコール中毒で間違いない。病気だからあなたのせいではない」と言われ、初めて自分が病気になっていると気が付きました

仕事も恋人も信用も失い、やっと自分が病気だと気が付いてから、本格的に治療しようと気持ちが前向きになれました。あの時、親身になって話を聞いてくれた駅員の方には今も感謝しています。

④ 酒が原因で泥沼の夫婦関係になってしまった

主人はとても忙しい人で家にいる事は少なく、家事や育児は全部私の仕事でした。いわゆるワンオペ育児で、2人の子供をたった一人で面倒見るのは本当に辛かったです。

そんな辛い日々で唯一の救いはお酒でした。育児がひと段落するとキッチンで一人ビールやワイン、ウイスキーなどを飲む、典型的なキッチンドランカーでした。

最初はグラス1杯のビールで満足できたのに、だんだん酒量が増えていったんです。ビール1本では足りずに2本、3本と飲むようになり、家事に支障が出るようになりました。

それを主人にとがめられ、それまでのストレスや不満が一気に爆発。ところが主人は「家事や育児は専業主婦の仕事だ!俺が食わせてやっているのに酒なんか飲むな!」と激高。

その大喧嘩以来二人の関係は冷え切ってしまい、夫は自宅に寄り付かなくなってしまいました。夫の携帯に電話しても出てくれないようになったんです。結局実家や義理の両親が仲介する形で話し合いをしようとしましたが、夫の方から拒否。このままだと離婚になってしまいそうです。

 

お酒というのはあらゆるトラブルの元だということがわかっていただけたと思います。ここにあるような不幸なことが起きる前にお酒から離れるのがいいと思います。いきなりでなくても少しずつ人生からお酒を離すのがいいと思います。

わたしもあるトラブルが原因でお酒が嫌いになりました。けど酒が嫌いなことによって起こりえるメリットもあります。ぜひそちらもチェックするのをオススメします。